「夢をかなえるゾウ4」を読んでの感想

この本から得るもの

人はいつか死んでしまう、その時にその現実を受け入れる方法。
後悔しない人生にするための準備。
すべての夢をかなえた人はいない、しかしこの世界は繋がっているということ。


1 著者

水野 敬也

2 発行日

2020年7月14日

3 話のあらすじ

3人暮らしの家族が主人公。
夫が余命宣告を受ける。
家族のためにお金を残したいと、ガネーシャの課題を実行する。
しかし、実際に余命がわずかなのは妻だった。
夫は、夢を手放すための課題を実行する。

4 感想

夢をかなえるゾウシリーズは、「成功したい」という夢を実現する方法を教えてくれる本ですが、今回はテイストが少し違います。
主人公はいきなり余命宣告をされます。死を実感することで、本当にやらなければならないことが見えます。「死ぬ前にやりたいことリスト」を作りました。その実行のために会社を休めないという描写があるのですが、なぜか人は死ぬ前にやりたいことよりも、会社のTODOリストを優先する。ここが印象的でした。健康な人であれば、そうかもしれません。会社に迷惑をかけてはいけないという気持ちが優先されることが多いでしょう。しかし、死期を実感したらどうでしょう。後悔したくない人生を送るはずです。そして、そのマインドを健康である人も持つべきです。人生は長いようで短い。過去の偉人達も、すべての夢は叶えられていない。自分のために後悔のない人生を送りたい、そんな人に読んでもらいたい1冊です。

夢をかなえるゾウは1~4巻まであってどれも笑えて、ためになって、心温まる作品です。
特に最初に読んだ1巻は、20代の私に大きな影響を与えました。人生観が変わりました。
自身をもってオススメできる作品です。ぜひ読んでみてください。