Youtube中田大学 質問力。最高の質問は偉人を作る。

このYuotubeから得るもの

いい質問をするための3つのフィルタを通すことで、その質問のレベルが把握できる。つまり、いい質問か悪い質問かが分かる。
いい質問をするためには、準備が必要ということが分かる。


1 参考本・著者

質問力 話し上手はここが違う
斎藤 孝

2 傾聴力より上にある質問力

七つの習慣など多くのビジネス本に話し上手より聞き上手、つまり傾聴力の高い人がコミュニケーション能力の高い人だといわれる。
しかし、大事なのは聞いた後、的確な質問をして意義のある話を聞けるかどうか、つまり質問力が大事である。

質問力にはレベルがある

悪い質問:抽象的すぎる質問。
例:どうでしたか?、お笑いとはなんですか?、愛とは?、最近どう?

答えより質問に注目する

いい話を始めた人の質問にフォーカスをする。ここから質問力が始まる。

成長に必要不可欠

自分より優れている人との対話には学びがある。
優れた答えを引き出すには「いい質問ができるかどうか」。
話者は相手のレベルに合わせる。つまり、とんちんかんな質問をする人は、あしらわれてしまう。質問者のレベルに合わせて回答をする。つまり、自分はここまで分かっているということを伝えた上で質問する。

磨けば伸びる

1 質問ゲーム
  5人8チームでプレゼンをする。他のチームが質問をする。その質問の中で一番いい質問をした人が誰かを、プレゼンターが決める。


2 メタディスカッション
  5人の議論を客観的に見る。


 *人の質問を客観的に見る機会は少ない。

3 いい質問とは?

1 具体的 × 本質的

例:あっちゃんに対しての質問。
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右上がいい質問。具体的かつ本質的。
右下はダメな質問。本質的だが抽象的。
左上もダメな質問。具体的で些末。
左下が最悪な質問。抽象的で些末。

2 自分の関心 × 相手の関心

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子どもゾーンとは…相手が答えたいという発想がない。
大人ゾーンとは…相手は話すが、聞く側は興味がない。
つまり、自分も聞きたいし、相手も話したい、そんな質問を目指す。

3 過去の経験 × 現在の文脈

過去に相手が経験したことがあるか、今聞くことか?


*1~3の問いのフィルタにかければ、いい質問になる。

4 いい質問をするために

「好き」…話に熱が出る

「苦労」…寄り添う、共感することで「聞けない話が聞ける」。どんな成功者も苦労している。また、相手の専門性を引き出す。

「変化」…過去と現在に注目する。ターニングポイント、壁を乗り越えた経験など。


*つまり、いい質問とは1日にしてならず。「勉強」と「準備」が必要。

5 最高の質問とは

本人にインスパイアする質問

 相手も気づかなかったことを気付かせる。そのために、仮説を作って検証するように質問する。

質問の終着点

 偉人を作る。歴史的に、偉人は本を書かかない。周りの弟子たちが質問して、答えたことが残っている。

悪魔がキリストにした3つの質問

1 石をパンに変えてみせろ  → 人はパンのみに生きるにあらず
2 高いところから飛び降りろ → 神をみだりにためしてはならない
3 ひれ伏せば、栄華を与える → 神のみを信じる

1~3の答えは、キリスト教の根源的な行動の指針を表している。

たった3つの質問で、キリスト教とは何かを聞き出すなんて、悪魔の所業だ(ドフトエフスキー)。

つまり、質問が時として偉人を作る。

6 Youtubeの感想

対談をやる機会はないが、自分より優れた人から聞きたいことを引き出すためには、いい質問かどうかを3つのフィルタにかけて質問しなければならないということが分かった。能力のある人は絶対苦労をしている。そこに寄り添って話を聞くのが、一般ピーポーには必要だと感じた。