近未来予測2025を読んでのまとめ感想 第1章 未来の人

この本から得るもの

 高齢化、格差社会により起こる負担と、働き方の変化。

(第1章~第9章まであるので1章ごとに作成)

著者

ティム・ジョーンズ & キャメロン・デューイング

訳:江口 泰子

 

出版

2018/5/25

 

まえがき

六つのテーマ、「未来の人」「未来の場所」「未来の覇権」「未来の信念」「未来の行動」「未来の企業」をもとに、個々の課題ごとに現状や今後の2025年までの間に予測される変化、課題解決の方向性、イノベーション機会などについて紹介。

「グローバルな環境」「選択肢と可能性」「解決の方向性」「予測される影響」の4つの小見出しのもとに整理している。本書は著者が聞いた専門家の意見をどう思うのかまとめたものである。

やがて遺産(レガシー)となる製品やサービス、ビジネスモデルを未来の負荷にしないためのアイデアなど。

 

第1章 未来に対する12の共通認識

  1. 人口が爆発的に増加する
    現状地球上に70憶人 → 21世紀の終わりには+20億~40億。 (110憶人)

  2. 資源が枯渇する
    人口増加に伴い、消費量増加にどう対応するのか。

  3. 環境汚染に歯止めがきかなくなる
    窒素過剰、大気汚染、気候変動
  4. 移民は悪だ
  5. 仕事が不足する
    AIが低、中所得者の仕事を奪うのか
  6. 女性の教育水準の向上が、多くの問題を解決する
  7. 技術が大きな問題を解決する
    塩水で育つ作物、食料生産性向上、データ共有と通信技術のイノベーションによって、病人の治療を助け世界的な感染症リスクを減らす。
  8. 答えは太陽エネルギーにある
    無料の太陽エネルギーを利用して、無料の真水を作り出し、徐々に価格が下がるか無料の食料を供給する。
  9. 定年について考え直す必要がある
    今の社会では「死ぬ10年前」まで働きつづけなければならない
  10. 医療費は増加の一途をたどる
    糖尿病、ガン、アルツハイマー病などは増加傾向。予防医療はさらに重要な役割を果たせるか
  11. アジアの世紀が始まる

  12. GDP成長率は、社会の発達を評価する最良の尺度である

 

市民や企業、政府が未来に向けてより良い決断を下すためには12の共通認識のうち、どれを懸念して、どれをよしとするのかを区別できなくてはならない。

 

第2章 課題1 未来の人

 高齢化と格差社会は、財源を確保し社会のバランスを維持したい各国の政府にとって大きな懸念材料である。今後は「高齢化」「格差」という二つの問題が原因で、たくさんの変化が起きるに違いない。

 

不均衡な人口増加

 紛争や地球温暖化が原因でかなりの数の移民が発生する。
 人口増加を促すの要因はおもに「高齢化」「出生率」「移民」の3つである。

 このうち、ほとんどの社会で顕著なのが「高齢化」だろう。アフリカの平均寿命は50歳を超えた。

 若者が少ない中国は今後、深刻な危機を迎えるだろう。

 世界的に見て、移民の大半を占めるのは気象が原因の災害で住む場所を失った人たちだ。

 

縮小するミドルクラス

 IT企業やオートメーション企業の担当者に話を聞くと、彼らが焦点を絞っているのはもはや工場の未熟練労働や農業分野などではない。年収1万5千ドルの美容師を、手先の器用なロボットに代えることさえ、まったく現実に即さない。彼らが焦点を絞っているのは、優れたミドルクラスの仕事なのだ。欧米では年収5万ドルの仕事が消滅の危機にさらされている。

 見逃せない理由の1つは、オンデマンド経済いわゆる「ギグ・エコノミー」の急成長だろう。クラウドソーシングの仲介サイトが、弁護士やコンサルタント、デザイナー、原稿整理編集者、マーケターなどの人材とプロジェクトとを直接マッチングさせて中間業者を省いている。1億6000万人にのぼるアメリカの労働人口の約半数が、2030年にはフリーランスか独立業務委託になると見られ、紹介サービスや人材派遣会社などの中間業者にとって代わる莫大な規模の機会が生まれる。

 アメリカに限った話ではない。インドでは、労働者の25%がフリーランスだ。同じような傾向はフィリピン、ケニアインドネシア、ブラジルでも見られる。

 世界中の人材を供給できるうえに、サービス経済の発達もあって、これまで労働者の活動を制限していた場所や国境の問題はなくなる。これが国際市場の均一化を招き、人とプロジェクトとのますます効果的なマッチングを促し、長期的に世界のフリーランスの相場を時給40~50ドルに押し上げる、と予想する者もいる。

 あるいは、そう考えないものもいる。特定の分野において、中間業者の役割が今まで以上に重要性を増すという。たくさんの人が代理店を通さずに直接、保険に加入し、オンラインで新聞を契約するとはいえ、不動産業者は無くならないしむしろ繁盛する都市もある。ネットが勧める案件が多すぎて、かえって選べなくなってしまうため、信頼できる案内役や仲介者が必要になるからだ。

 

エイジレスな社会

 高齢者の増加という人口動態的な変化に社会が順応するにつれ、個人の実年齢は重要でなくなる。あらゆる年代の創作者や消費者に新たな機会が生まれるが、その恩恵を受けるのはたいてい富裕層に限られる。

 平均寿命は確かに延びたが全員の寿命が延びたわけではない。「収入」「健康」「平均寿命」には強い相関関係がある。

 

長く働く

 どこの国でも、女性の方が家事や育児に時間を取られ、生涯年収が低く平均寿命が長い。そのため、年配の女性はとりわけ老後の生活を支えるために仕事に戻る必要がある。

 企業はあらゆる年齢が働きやすい職場づくりを進め、経験豊富で判断力に優れたウィズダム・ワーカー(知恵と経験のある労働者)を採用する必要に迫られる。

 超高齢化社会を最初に迎える日本では、年配労働者にパートタイム雇用の選択肢を提案するとともに、若い技術者のメンターになるように勧めている。

 所得やスキルの低い未熟練労働者や肉体労働者は、これまであまり社会的・金銭的恩恵を受けられなかったうえに、最も年金を必要とする。必ずしも年金受給年齢を引き上げればいいわけではない。

 

増加する若者の失業率

 世界的に見れば、ワーキングプアの4人に1人が若者であり質の悪い仕事に就いて、将来の希望が持てないから状態から抜け出せない。

 国や地域によっては、その反対の事態も起こりうる。つまり、高い教育を受けたからといって、必ずしもきちんとした職に就けるとは限らない。

 経済に貢献できないという問題の他にも、若者の失業の蔓延は精神的な喜びや物質的な充足をその世代全体から奪い取ってしまう。

 若者が職にあぶれる理由は景気の低迷だけでなく、自動化の進展や求められるスキル不足にある。職を探す際には「場所」がものをいう。つまり、職のある場所へ移住できなければ職にはありつけない。

 世界の経済が停滞し、職場の自動化が進み、求職競争が激化するのに伴い、若者の失業率の上昇におおきな関心が集まるのも当然だろう。

 

手の届く医療

 世界人口のうち、まともな医療を受けられるのは30%にすぎない。適切な医療制度を維持するためにはそれだけの費用かかる。ほとんどの先進国において、医療費の対GDP比は9%以上。ところがアメリカでは17%を超えた。新興経済国でもGDPに占める医療費の割合は増大している。その理由の一つが、医療費の高額化だ。アメリカでは、連邦法によって製薬会社は薬価を自由に吊り上げることができる。

 人生最後の2年間に人が一生に費やす医療費の8割を使う。よりよい終末医療の提供が大きな問題になる。

 高齢者だけの責任にするわけにはいかない。座る時間の多いライフスタイル、飲酒、喫煙の習慣も糖尿病や心臓疾患、肺気腫、肝硬変などの慢性疾患を激増させる。そのどれも治療費が高くつく。治療に代わるアプローチとして予防医療に重点を置くことだ。特に個人の遺伝子型に対応したオーダーメイド医薬品は投薬の効果を劇的に高める。その反面、法外な医療費がかかる。富裕層を対象にしたオーダーメイド医療に大きなビジネスチャンスがある点を疑うものはいないだろう。

 医療の世界でよく問題になるのは、仕事の自動化とロボット工学が職を奪うのか、それとも増やすのかという議論である。高度な専門知識を備え、高収入で繰り返しの多い薬剤師のような仕事にAIやロボット工学が近い将来取ってかわられる可能性は高い。トラック運転手や会計士、さらにはパラリーガル(弁護士補助員)の仕事はITやAIに奪われるだろうが、人間の手を一切借りずに手術を行うロボット外科医が誕生するのは、まだまだずっと先のことと思われる。

 結局、医療費増大の原因を探っていくと、現在の製薬会社のビジネスモデルにいきつくのかもしれない。

 予防医療という考え方は、国民の生活水準を底上げするという意味で評価は高い。しかし、予防医療を推進する制度は整備されておらず、必要な財源を確保している国はほとんどない。治療費よりも予防に財源を回せるようになるためにはかなりの年月が必要だろう。啓蒙活動が欠かせない。

 医療費は国の負担と患者負担とのバランスで成り立つ。今後、患者の自己負担を増やすことが、ますます期待される。

 

地域居住

 エイジング・イン・プイレス(地域居住)すなわち可能な限り住み慣れた場所自宅や地域で家族とともに人生を全うしたいという高齢者の願いをかなえるためには、医療の分散化を推進する医療改革が必要だ。新しい介護モデルは「高齢者を中心に考える」「介護者に焦点を置く」「介護現場の連携を高める」の3つの要素を柱とする。

新しい医療モデルの測定基準は「生命を維持する」から「生活の質を高める」ことに変わった。

 

女性の選択ジレンマ

 男女平等を勝ち取る戦いは1世紀以上も前から大きな課題だった。国連の「ミレニアム開発目標」が努力を払ってきたにもかかわらず、学校に通えない子どもは男子よりも女子の方が多い 。経済的に豊かな国においても、男女平等とは言いがたい。男女の平均的な賃金格差が20%にものぼるからだ。

 それでもほぼ世界的な傾向として、学校では女子の方が成績が良く、大学に入った後もその傾向は続く。経済協力開発機構OECD)加盟国において、第三次教育(大学および職業専門教育)を受ける女子学生の比率は上昇している。女子大学生は男子大学生よりも卒業率が高く成績も優秀だ。この事実は2025年にはきっと男女格差の問題にも影響を与えていることだろう。

 男性と同等の教育を受けた女性は賃金の高い職に就きやすいが、それでも全体的に男性よりも年収が低く、男性年収の4分の3もとどまる。

 だが、男女の格差を財政面だけで判断したのでは全体像を見誤ってしまう。女性の稼ぎが男性よりも少ない理由が、女性が選択したキャリアパスとライフスタイルにある場合も多いからだ。働きはじめた時には、男性と給与がさほど変わらず、家族の面倒を見る責任を優先しなければならなず、年齢を重ねるにつれ、女性の所得がへってしまう。

 時短勤務がもっと一般的になれば、所得格差は縮まるかもしれない。だが、コアタイムの無いスーパーフレックス制はしばしば代償を伴う。なぜなら、従業員が特定の時間に働いたり長時間続けて働いたりする方が、企業にとっては労働時間の価値が高いからだ。企業側が新たな働き方を導入するか、残業したり特定の時間に働いたりする従業員に高い額の報酬を約束しなければ、男女の所得格差はかなり縮まるはずだと主張するものもいる。

 女性が本当の意味で職場で男性と対等にになるためには、家庭でも男性と女性とが対等になる必要がある、という考えに同意するものは多い。そしてそれは徐々に実現しつつある。野心的で高収入のスーパーヒーローこそ、成功した男性のあるべき姿だという従来のイメージを捨てて、子供の世話をして、妻の方が高収入である事実を受け入れる男性の姿を、高く評価すべきかもしれないのだ。

 

結論

  本章で述べた課題はそれぞれ別個のように見えても、実のところ関連している。今後ますます多くの人が格差社会で暮らすようになるだろう。多くの国で格差が拡大し、高齢化が進展する中で、どうやって公正な富を生み出して社会とのバランスを取り戻し、より優れた医療や支援制度を提供するだろうか。世界はもちろん、地域においても様々な格差があることを考えれば、そう簡単に解決できる問題ではない。

 ほとんどの人は、貧困に苦しむ者の少ない平等な社会を望む。とは言え、社会の上位に君臨する一部の者たちは、そう簡単に自分たちの影響力を手放そうとはしない。だが多くの人が考えるように、平等な社会を実現するためには、その構造を変えなければならない。あちこちの国で所得格差が増大したのはつい20年前のことだ。そしていま、高齢者が増加し、すべての人の健康な人生を望む声を背景に医療危機や介護危機が生まれた。急速に拡大するこの危機に取り組むつもりなら、変化を起こす必要がある。アメリカであれば当面のあいだは、GDPの20%を医療費に費やすことも可能かもしれない。だが、それ以外の国ではとても無理であろう。課税か慈善活動のどちらかによってにしろ、そして社会が両方望む時、富の再配分は明らかに重要な役割を担う。つまり私たちは、人口増加と移民による社会の混乱に対処するだけではなく、手ごろな料金で医療を提供し、高齢者や失業者を支援する財源を確保しなければならないのだ。そのお手本をどこで見つければいいのか。

 格差の少ない社会は、欧州北部の小さな国に多い。スカンジナビア諸国とオランダが実施する実効性の高い政策をほかの国でも適用できるかについて詳しく検討してみる価値はあるだろう。「スカンジナビア諸国と同じレベルで、富の再分配と社会福祉を実現する唯一の方法は、まずはこの議題を前進させるために力強い大衆運動を組織することだ」という人もいる。

 

 感想

 驚いたのはAIにとって代わる仕事が、「優れたミドルクラスの仕事」という点です。ロボットは人間よりもどんどん賢くなった。そしてその進歩はますます続く。そう考えると人間にしかできない仕事なんて存在しない。上手に使うか、使われるか...。人類史的な瀬戸際の状態が今にある。

 高齢化と格差が社会変化になるというところで、働き方は変わるだろう。生産性つまり成果主義がますます浸透して、いわゆる窓際族というものは過去の遺物になるはず。そんな人を採用することもない。現にいま大企業の45歳の早期リストラを行っている。プロジェクト単位で仕事をする、そこに国境はない。テクノロジーによってどこにいても意思疎通できるため、出勤する必要はほぼなくなる。そんな社会になるのか、2025年まで、あと5年。

 予防医療、評価は高いが財源なし。国単位でできなければ個人でやる。ここにもビジネスチャンスはあるかも。

「ひとり月1万円食費で幸せ生活」のまとめ感想

この本から得るもの

・「金銭面」ではなく「人が本当に必要なもの」に重点を置き、結果的に家計費が安くなる方法

(貧乏ほど健康になれる)

・環境問題を考えながら、避けるべき食べ物がわかる。

・中国米の恐ろしさ

 

著者

山田 博士(Hirosi Yamada)

福井県小浜市生まれ。食生態学者。日本危機管理学会会員。山田博士いのち研究所主宰。メルマガ「暮らしの赤信号」は、まぐまぐの殿堂入りマガジン。

 

出版

2011年8月

 

まえがき

「お金をかけずに人間本来の生き方をしよう」。

多くの方は健康になるには少なからずのお金が必要だと思っている。それは明らかに間違い。企業が作り上げたロハス社会なんていうものは一種の幻想のようなもの。有機無添加、自然、ロハス,,,など。人間本来の生き方を無視してひとり歩きしても、けして実を結ばない。今後より一層、経済格差がひろがって、「貧しい人間は健康になってはいけないのだ」という自傷的な風潮が生まれるのを恐れている。ただし食生活さえ理解すれば、貧しい人ほど健康になれる。その思いが本書をまとめる動機となった。

本書で紹介するレシピはいわゆる街の料理教室で学ぶようなものではなく、発がん物質を防ぎ、アレルギーも防ぐというおいしくて健康になれるものです。

 

第1章 ほんものの健康になるにはお金はいらない

この日本列島には、世界の75%のごみ焼却炉が集中している。日本人だけがせっせとごみを作っているということをどうか知ってください。しかも、その結果、大気や地下水を汚し、あなたの体を壊し、医療費という世界で一番無駄な費用をあなたが負担することになる。

自分のことだけを考えるのはよしましょう。自分の家族のことだけ考えるのもよしましょう。日本の国のことだけ考えるのもやめましょう。そして、人間のことだけ考えるのもやめてほしいです。そうすれば、答えは身近にあることに気づきます。

食費をただ単純に減らせばいいんだという単純な節約の発想は今日限りでやめ、180度「食」の変革をすれば、いつの間にかみんなが豊かに暮らせます。

 

第2章 あなたの体の声に耳をすませよう

人生で一番無駄な出費で、しかも一番心と体を痛める出費は「医療費」。人間は口ではどれだけでも格好いいことを言えます。しかし体は正直、顔や体や体温や皮膚の色艶や声までにちゃんと日常の暮らしの答えが映っている。

心も体も壊さずに、しかも出費も抑える私の食費を公開します。

 

食の中心に「米」を置く

お米1ヵ月の合計費用は3200円。パンやラーメンを主食の中心に据えると副食が決まってしまう。パンにするとバターや乳製品、ジュース類、肉類などが自然に副食となる。

 スーパーなどに山積みされている白米は約1500円。安い米を単純に喜んでいいのか?年収2万円の中国国民が作る米と、日本の農家が作る米の値段がほぼ同じという現実。また政府は、近い将来に日本の稲作農家を170万戸から8万戸にしようという計画がある。農業をすべて大企業に任せていいものか。あなたが今日も安い米を食べ、パン食を続けるのならこの流れを加速させてしまう。

安心して食べられる米が、日本で手に入るようにしたい。

そしてそのためにこそ、農家を応援したい。

その心をいつも、家計費を考える場合に持ち続けてほしい。

毛皮などなくてもいい。車を手放してもいい。たとえ家が小さくてもいい。

何が何でも米だけは、家計費の中心にドンと置いてほしい。

 

野菜は見た目にこだわらない

野菜類の1ヵ月の合計費用は約4000円。この金額に持っていくには努力が要る。空心菜と呼ばれるエンサイが1把100円。モロヘイヤが1把100円、ツルナが1把100円.。このように青菜を安く仕入れる。

 

・豆の底力を知ろう

豆類の1ヵ月の合計費用は1200円。ご飯と一緒に取ればよりその栄養価が高まる。大豆は500gが約400円。小豆は500g約500円。大豆からきなこ、おから、豆腐、豆乳、さまざま手作りする。

 

・調味料は必要最低限がいい

1ヶ月の合計費用は2900円。

醤油200円。みりん400円。味噌500円。お酢450円。オリーブ油500円。昆布400円。鰹節400円。砂糖は使いません。

 

・旬な魚は安くておいしい

1ヶ月の合計費用は1000円。

魚はモリモリ食べるという性質のものではありません。

 

1ヶ月これだけの食費で健康な人生を作れる。

牛乳や乳製品、肉の項目がない。卵はときどき食べるが乳製品はゼロ。動物性のものは魚を少々。

 

・外食は害食だ

自分の体を知っているのは、世界で自分ひとり。外食を作る人は、自分で扱う食材の内容も分からない人が多い。どんな食材を提供しているのか、店の人間の誰もわかってはいない。自分で包丁を持つ暮らしに変革してください。

 

第3章 最小食費で最大の健康を手に入れる7つの法則

法則1:日本人が本来食べてきたものに戻る

明治以降、日本はドイツの栄養学をそのまま真似てきた。いま栄養士たちが学んでいるのはみんなこれ。学校給食や社員給食や病院給食そして外食に応用してきたのが今の日本。これでは栄養指導すればするほど、心も体も病んでしまう。

家計費の節減するための第一は、まずこのような無駄な食べ物、日本人として不必要な食べ物を除外することからスタートする。除外する第一のものは、牛乳及び乳製品。日本食と洋食との決定的な違いは「乳製品を使っているかどうか」。僕たちの体は離乳期を過ぎると、いままで母乳を飲んでいたときと違って乳を分解するラクターゼという酵素が突然ストップする。創造主は、必要なものしか人間に与えていませんし、必要なものはその段階できちんと取り払ってくれる。それをあなたが無視して毎日牛乳や乳製品を摂るから、お腹が怒ってゴロゴロ叫んでいる。

現代の牛乳は、昔の牛乳と根本的に異なった内容になっている。これは日本だけではなく、先進国と言われている国の牛乳もまったく同じ。いまは妊娠している牛から搾乳している。子牛は3か月で離乳するので、その後妊娠可能になるのですが人間はそれまで待てない。もっとはやく牛乳を得ようということで、まだ子牛が離乳していないのに可哀そうに妊娠させてしまう。そして濃厚肥料を与えたり、物理的に搾乳することで牛は妊娠中なのに乳を出すようになりました。

牛が妊娠しているのに乳を出すとどうなるか。牛の血中の卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の濃度が異常に高くなるのです。妊娠している牛から乳を搾ればこれらの女性ホルモンが牛乳の中にドドッと含まれていくことになる。これは環境ホルモンです。少なく見ても全体の70%の牛乳は「環ホル牛乳」といえる。いまのアイスクリームやソフトクリーム、バター、チーズ、ヨーグルトなどはみなこれらの「環ホル」牛乳が使われている。

子孫を作らせない「環ホル」。この牛乳を毎日飲んでいるということは、「低用量の避妊ピルを毎日飲んでいる」ようなもの。しかもこれらは人間の作った「環ホル」の比ではない。ほんもののホルモンなのだから。牛と人間のホルモンは同一なので、その作用はもろにくるだろう。子孫を作らせない牛乳、乳製品。

 

法則2:歯をみれば食べるべきものがわかる

臼歯は穀物をお食べる歯。

門歯は野菜を食べる歯。

犬歯は小魚を食べる歯。

つまり人間は、穀物を全体の5、野菜を全体の2、小魚を全体の1の割合で食べればいいことになる。たいていの人は穀物が少なすぎる。そして動物食品が多すぎる。

野菜は白い色をした野菜を食べてはいけない。ウサギに小松菜を与えてみると、青色の部分だけ食べて、白い部分は残す。なぜか、野菜の青色の部分には葉緑素があふれていることをウサギはちゃんと知っている。葉緑素は、人間の血液に流れているヘモグロビンと大いに関係がある。驚くべきことに、葉緑素とヘモグロビンの2つの分子式はそっくり。青い野菜を食べると、瞬時に体内でマグネシウムが鉄に変わる。そして真っ赤なヘモグロビンとなり血液を巡る。

どんな生き物にも、この青菜が生きるためには必要不可欠だった。売る側の理論に立てば、こんな青菜なんかカサが少なく儲けにならない。でもいのちにとって一番大切なものを毎日おろそかにすれば、その後に何が待っているか...。

お金ではなく、いのちが節減されるのを防ぐほうが先です。この青菜の重要性を、今一度ぜひ知ってください。

 

法則3:素材を手に入れ自分の手で料理する

他人の手が加わった食べ物は極力避ける。

時間がない、仕事に忙しい、育児に追われている、旦那が家事を見てくれない、母子家庭で一人でもう毎日が大変。あなた、何を言っているのです。僕たちの先祖たちはもっともっと「忙しい」人生を過ごしていました。

素材を買う。「環ホル」の6割は農薬が占めている。国産に絞る。大豆から豆腐、おから、豆乳、湯葉、黄粉、豆ごはん、煮豆これ一つでなんでもできます。

主食のご飯を街で買うようになったら、もうおしまいです。外食も含めて外部で買うご飯は外国米でしょう。今輸入米の価格はどんどん下がっている。もちろん、遠いその場所での米の安全性は誰にも分りません。

たとえば中国からの輸入米を見てみましょう。中国の黒龍江省を視察した人の話によれば、川の水は重金属汚染のためとても水田を引くことはできないということでした。これはどういうことかと言えば、水田の水を川ではなく地下水だけに頼っているということ。米作りを地下水に頼るには、ものすごく負荷がかかる。その中国で水田の減水深(1日あたり自然に水が減る量のこと)を聞いたらなんと3cmくらいの水が1週間持つというのです。日本だとその深さなら1日さえ持たない量です。つまり、その中国の水田では、水が地下に染みていかない。これは水の中にある酸素が稲の根に行き渡っていないことを意味します。そのため、酸素不足で深刻な病気が広がることになります。

もうわかるでしょう。

日本では使われないような強毒な農薬が、これでもか、これでもかと撒かれているのです。イモチ病の対策の農薬「フジワン」が飛行機でばらばらと撒かれていると視察をした方が述べていました。こんな高価な薬でさえ、どんどん撒かなければ米作りができない土地。そんな痩せた土地で日本人が食べる米を作るという事実。そしてできたご飯がお弁当となり、日本の店頭ではライトアップされて並んでいる。光り輝いているご飯の中身は、灰色に染まったものと言えるでしょう。

ぼくたちの主食がいつの間にかこんなことになっていたなんて。ご飯を外で買うこと、外食したり弁当を買うこと、こんな風潮が残念でなりません。

 

法則4:寸前まで命が宿っていたものを食べる

 例えば冷凍魚を求めたりしますが、実はその魚を海で捕った漁師さんはこの世にいないかもしれません。酸化防止物質をたっぷり入れて冷凍保存するわけです。魚が酸化して真っ赤になれば売れますか?企業はもうからないことは決してしないのです。たとえ安全性に問題があってさえも、当面消費者の抗議などの動きがなければそれをそっと売り続けます。冷凍海産物といえば、日本のとある企業が中国から輸入した養殖のエビに、テトラサイクリン系の抗生物質が使われていました。この薬は食品衛生法では残留が認められていないものなんです。ところがこの会社、それを内密に回収していました。その理由は「消費者の不安をあおりたくない」です。

食べる寸前まであったそれらのいのちをいただく。これらをいつも頭に入れておけば、無駄な食費はなくなります。

 

法則5:ごみの本当の怖さを知る

プラスチックや紙製品などの軽い容器は、今日から使うのを止めましょう。皆さんがコンビニ食などの小口の食べ物を買えば買うほど、ごみが発生します。コンビニ食やファストフード、それに惣菜などのトレイなども日本人が何の疑問も抱くことなく毎日利用している。ごみ焼却場が公のもので5900基。民間のものは万単位。こんな国がどこにあるでしょう。日本中ゴミだらけ。

ラップを使うのもよしましょう。フィルムにはカビが生えることも最近わかってきました。コンビニやスーパーで売られている多くの食べ物はラップに包まれています。このように酸素を遮断することによって、酸素を嫌うボツリヌス菌などが繁殖し、深刻な食中毒が発生することにつながります。

スチレン製の蓋付きの深い容器なら半永久的に使えるので結果的に安くつきます。

 

法則6:空腹を実感することで健康になる

今の世界では飢えで亡くなるより、食べ過ぎつまりは過食で亡くなる人の方がずっと多いという現実。肥満の人は大腸がんになりやすい。加えてコンビニ食などで徹底的に欠けている未精製穀物、青菜、豆類のない食事を毎日続けては、大腸がんになるどころか心と体のバランスが崩れてしまいます。

それらを解決する方法は「少食」にすることです。本物であれば、少量でも種類が少なくても、それで十分なんです。

体温が低い場所に癌ができるのはその場所に血液が少ないからです。いつも満腹状態だと、体中に血液が配給されないため、非常に危険だと言えるでしょう。自分の健康もアップし、食べられる他者の命も救える少食。

 

法則7:「食」にこだわり過ぎずに生きる

社会で立派な行為をいままでしてきたかたは、ほとんど例外なく自分の命を大切にして工夫しています。その工夫をしていなかった人はみな、志半ばで倒れているんです。人生の目標を作ってみてほしい。そうすれば自分の命を守るのに真剣になります。倒れてなどいられません。そうすれば、知らぬ間に外食とは縁が切れ自分で命を作る方向に向かっていくはずです。

 

 第4章 ひとり月1万円食費超簡単テクニック

・原材料を料理して節約性を上げる

原材料しか求めません。企業はコストを下げるために、農薬や添加物や遺伝子組み換えや環境ホルモンなどをすべて動員して、たとえ安全性がいま世界的に問題になっていたとしても、いかに消費者にそのたくらみがわからずに美しい物語を提供できるかをいつも追及しています。

今自分の体に合った食べ物なんて、どこの誰が作ってくれます?

 

・2分間煮

ふかし鍋の底に置いた式敷き皿の上に、輪切りにしたニンジンやジャガイモ、玉ねぎサツマイモなどを並べます。野菜を切っている間に水はお湯になり、そのまま2分待つだけ。お酢と醤油と砕いたゴマを混ぜたものをさらりとかければもう豪華料理の出来上がり。野菜たちの生きた香りを味わえます。

 

決して外食のメニューを真似てはいけない。

 

・米だけは最高のものを選ぶ

 日本の米価だけはこの15年ほどで下がり続けています。1990年~1992年の平均入札価格は、21570円でした(60kgあたり)。ところが、2005年には14786円。32%もダウンしています。米が安くなっていいなんて間違っても言ってはいけません。農家が泣いている現状をぜひ知ってほしい。米作農家が日本から消えた後には、きっと外国から高くて農薬にまみれた質の悪い米がドッと入ってくることになるでしょう

どうしてこんな事態になったのか?

一つは、食管制度が廃止され、米価の安定が止められたこと。

二つは、WTO協定で、米の自由化を押し付けられて外国米が入ってきたこと。

三つは、今までの古米を政府が大安売りしてきたこと。

日本の農家を守るために、米の代金だけは少々高くても払い続けようと決めています。

 

・農作物は顔の見えるものにする

旬以外のものはハウス栽培のため、強毒な農薬を使うことになりますし、その野菜自体も弱い体になってしまいます。近くの農家をまず自転車で探すこと。

 

・自分でいのちを育てていただく

いのちを育てましょう。長ネギの根の部分だけ残し、土に埋めてみるんです。小松菜やホウレンソウの場合もそう。ニンジンは、頭の青い部分からこれまた芽が出てきます。大根は頭の上を切って、深皿に入れ水に浸しましょう。

 

・世界でたった一つの味を作る

大豆でできた豆腐や納豆、おからなどを買っていたのではお金がどんどん出ていきます。これらを自分で作る。

 

・魚はとっておきの保存食

獣などの動物性脂肪の脂肪酸は、飽和脂肪酸のため血管を詰まらせます。それにくらべて魚の脂肪酸は、不飽和脂肪酸なので室温では液体状になっています。

 

・秘められた海藻パワー

海藻類が青菜だったなんて、誰も気が付かないんですね。

 

・牛乳、乳製品は買わない、飲まない、食べない。

僕たちの体はうまくできていて、離乳期になれば、今まで母乳を飲むために出ていたラクターゼという酵素が突然分泌しなくなります。人間だけが牛の乳を飲む。こんな不自然なことはないんです。

 

・料理の味付けはとことんシンプルにする

料理とは素材の味を引き出すこと。味はシンプルにし、生き方もまたシンプルにする。

 

第5章 健康を稼ぐシンプル料理のすすめ

本当の優しさとは、他人になびくことではなく、他人を「実際に救うこと」なんです。世の不合理と闘うことなんです。

 

レシピ1:ご飯の最高においしい炊き方と食べ方

おかずなどたいしたものが無くても大丈夫。これさえあれば、あとは何とかなるもんです。100歩譲っても白米だけは止めてください。

ぼくはいつも、米に豆を一緒に入れていただきます。いわば豆ご飯。これがうまい。穀類も豆類もそれぞれ別々に食べると、その半分くらいしかたんぱく質が体に入ってこないんです。人間の体は20種類ほどのアミノ酸が組み合わさって、僕たちの体の中でそれこそ無限のたんぱく質を作り上げています。ところが、アミノ酸の8つくらいは人体で合成することができません。外部からどうしても取らなければならない。それらを必須アミノ酸といいます。穀類も豆類も、必須アミノ酸という意味では非常にいいものですがそれぞれのアミノ酸組成にいくつかの欠点があります。それぞれを別々に摂ると、完全ではない。でも、穀類と豆類を2:1くらいの割合で摂ればその欠点のかなりが補えます。

外食にはこれらの穀物や豆類が決定的に不足しています。こんなものを毎日食べて「私は元気です」なんて笑い話です。

 

二人分の作り方を記載します。

 

計量カップ3杯半容器に入れます。そしてカップの半分の量の豆を入れます。全体の豆のうち、大豆と小豆を半々にして入れています。たまに金時豆、黒豆を使います。それを米と一緒にして3、4度洗います。

これに水を1.3倍。つまり5カップと40CC。

炊飯器と鍋はどちらでもいいもですが、じつは炊飯器はあまり使ってほしくない。なぜなら炊飯器の多くは内側の容器がアルミ製だからです。疑惑のものはなるべく避けるのが賢明です。だからステンレスの鍋を使いましょう。ただ、玄米だけならいいのですが、豆を一緒に炊くとなるととくに大豆などは前の晩から水に漬けるなどしなくては柔らかくなりませんから、圧力釜が一つあると便利かもしれません。

普通の鍋の場合、大豆と米を前の晩に水加減をして一晩水に漬けておいてください。夏なら鍋のまま冷蔵庫へ。冬はそのまま置いておいても大丈夫でしょう。朝、その鍋のまま火にかけて、最初は強火、炊いてきたら弱火にして15分ほど火を止めて蒸らすこと8分。しゃもじでほぐせば出来上がり。

圧力釜の場合だともっと簡単。

豆を水に浸しておかなくとも、そのまますぐに一緒に炊けます。鍋の種類によりますが、沸騰してから弱火で15分ほどで火を消ししばらくしておけばOK。

どうしてご飯を外で買う人がいるのか僕にはさっぱりわかりません。どこから来てどんな内容なのかさっぱり分からないご飯を。いまコンビニで一番売り上げが伸びているのがおにぎりなんです。コンビニの売り上げは全体で今7兆円ですが(2005年)、そのうちの4分の3は食べ物と飲料水。そして伸びているのが弁当とおにぎり。貧しくなりましたよね。ご飯を買うだなんて、ぼくの子どもの頃までは旅行先で仕方なく買ったものでした。自分でご飯を作ることこそ、一番命に無駄がなく、一番家計費を節約できる方法なんです。ご飯だけは雨が降ろうと、槍が降ろうと必ず自分で作ってください。

 

レシピ2:安全な水で絶品の味噌汁を作る

ご飯ができたら次になくてはならないもの、それは「味噌汁」です。毎朝、毎晩取ってください。味噌汁なんて簡単。もちろん、味噌汁の素やだしの素なんて使わないでください。味噌汁はダシが決め手。そして水が決め手。安全な水の作り方とダシの作り方をご紹介します。ぜひ子供のうちから身に付けておくとよいでしょう。

まずは水。今は水道水をそのまま飲むなんて自殺行為です。そのまま沸かして飲むのもいけません。ちょっとした仕掛けをしてください。お金など不要です。

皆さんが洗剤やせっけんを川に流したり汚水で川を汚したり、そして植物や水生動物の死骸などが含まれたりした結果、川の水の中に有機物が生まれます。その川の水が僕たちの水道水の原水になるのですが、今述べたように最近は非常に汚れてきました。昔と異なり洗剤の汚れは目に見えないんです。それらを消毒するためとして、水道水に添加される塩素が先ほどの有機物と一緒になると、強力な発がん物質であるトリハロメタンを生むわけです。

トリハロメタンを取り除く方法をお教えします。

まず前の晩に、鍋に水を満たしておきましょう。ぼくは小さい鍋に味噌汁用として1日の二人分の水を入れておきます。そして大きい鍋にはほかの料理で使う1日分の水を入れておきます。また、やかんにはいっぱいの水。こうして前の晩に入れて蓋を少しずらしておく。そのまま一晩おいておきます。すると塩素が空中にかなり飛び散ってしまします。そして朝使うときにそのままガスに火をかけ沸騰させます。沸騰したら弱火にして10分。それでOK。ポイントは弱火にしてすぐに止めないこと。なぜなら、沸騰したその時が一番トリハロメタンの濃度が高いのです。でも、しばらくお湯の表面が動いている状態にしておくと、がくんと濃度が落ちるんです。もちろん、換気扇は必ず回すこと。こうして水を作ることができました。

あとは味噌汁をどうするか。昨晩から置いていた味噌汁鍋を火にかける。そこに、昆布を折って入れます。そして鰹節でも煮干しでもいいので適当に入れます。鰹節はザルにでも入れてください。煮干しなら頭と内臓を取って、大きめのものなら2、3匹でいいでしょう。そこに残り物の野菜を入れます。それでOK。僕はそこに、生姜のみじん切りを入れます。それにニンニクもみじん切りにして入れるのもいいです。香りもよく、薬用もあり味噌が少なくて済みます。

味噌は化学調味料入りはもちろんダメ。調味料(アミノ酸等)なんて書かれたものを使っていたなら、どれだけ手料理しても意味がありませんので。味噌は鍋に直接入れてはいけません。味噌の麹菌が死んでしまい、香りも抜けておいしくありません。

 

次に青菜。これこそ毎日摂ってほしい。お浸しの作り方の説明をします。

まず、深い鍋を用意します。なぜ深い鍋かというと、野菜を入れても水温が一気に下がらないからです。お湯を沸かし、そこへ本の数葉程度の青菜を入れてすぐ引き上げます。菜箸でちょんちょんちょんと数秒だけ左右に揺らせばOK。何もかけなくていただいてます。なぜなら栄養素が壊れていないため、それだけでおいしいからです。

いつも沸点を維持しながら湯がくことが大切です。こうすれば、最初に酵素を壊しますので、それによる栄養素の化学変化が起こりにくくなるのです。この酵素が働くと、栄養素が壊れるだけでなく色も黒くなっておいしそうにも見えません。この酵素は、だいたい70度以上で壊れますから、沸騰している最中のお湯では働かないのです。ぬるいお湯だと酵素が働き栄養素のないよれよれしたお浸しができるという寸法なのです。

あなたが時間をかけ手間をかければかけるほど、栄養素は失われ味が落ちます。

 

レシピ3:シンプル素材で作る蒸し野菜のゴマ酢醤油掛け

玉ねぎ、ジャガイモ、レンコン、カボチャ、ナス、キノコ類を適当に選んでください。それらを薄めに切ります。そのほうが火が通りやすいから。その間に蒸し器を熱くしておきましょう。蒸し器がなければ普通の鍋でOK。ステンレス製の穴あき皿を置けばよいでしょう。この上に切ったものを並べて5分。これで出来上がり。小さな器にお酢、醤油、黒ゴマを擦って混ぜればたれが出来上がります。

 

・合言葉は5:2:1

食卓のメニューに載せる割合が、「穀物:野菜:魚」が「5:2:1」になっているようにいつも考えてほしい。これだけ押さえていればOK。

 

感想

 単に安いものを買えばいいというわけではなく、地球の環境問題を交えながら危険な食べ物は避け人間に必要なものを食べようと訴えられていると感じた。時事ニュースで流れた時は、問題だと思うがその後具体的な行動はとっていなかった。環ホル牛乳はとても考えさせられる。子供に何を食べさせるか、スーパーで買えるものもこういった背景があると知ると消費者の行動は変わり、地球を救うかもしれない。

私はこの本を読んで、白米から玄米に変更しました。日本の農家を救うといったものではないですが、単純に玄米がおいしいです。また、大豆も「水煮」ではなく「乾燥大豆」を水で戻してから煮豆をよく作っています。作り立ての大豆は非常においしいです。水煮だとやはり偽物の味がします。実際やってみると、自分で気づくことがたくさんあります。

クラウドワークスという手があった。

派遣+クラウドワークスで生きようか?

現在うつ病の治療中です。今後の働き方で迷っていた末に出した結論は、派遣+クラウドワークスという働き方。スキルがあれば場所を選ばずに稼げる時代、派遣で経験値貯めつつワークスで稼ごうかと。感覚的にはボーナスは自分で稼ぐという感じです。

初心者でも出来るところから始めて、市場価値を上げていけばいいのかと思っています。

しかし、エクセル1本もきつそうなのでPythonやHTMLもあれ尚良しです。エクセル深めつつ稼げる分野を頑張ります。また、初心者ライター向けの仕事もあるようで、そこもやってみたいと思いますが、二兎追うものは,,,ってやつなのでエクセル深めるとこから頑張ります。案件からどういう能力が求められているのか見極めたいと思います。

2度目のうつ病ですが、1回目に発症したときはクラウドワークスなんて環境はありませんでした。なので、当時2011年ころ私はナンプレを自動で解くプログラムを作って懸賞に応募しまくりましたが何も当たらず。いい勉強になりました。今ではプレイストアに無料で同じようなソフトがダウンロードできます。こんなところに時代の進歩を感じます。

都会と田舎どちらが良いか?

仕事なら田舎、生活なら都会。

初めての仕事場は岐阜県で、その後に東京になりました。

今振り返ると岐阜の人柄は温かかったです。東京の人って,,,とは言っても田舎出身の人ばかりですがとても冷たいということを働いて感じました。

なぜそうなるのか考えてみると、東京は仕組みを動かすための人がいるという感じです。機能をさせるためにその人がいる、他にはかまうな!って感じです。だれかの面倒をみるという感情はないようです。

とは言っても、自分の少ない職場経験の話なのでそうでないところもあると思いますが。温かさが欲しいです。都会人は怖い。都会で働くには能力高めでかつ、少し精神を麻痺させる必要がある気がします。田舎でゆったり働きたいです。

 

生活の面では都会が良いです。

車はいらない。スーパー近い。身近なものはその辺ですぐそろいます。人の多さはうっとおしいですが、そこも慣れですね。交通も電車、バスがあるので不自由は少ないです。都心も近いのでテレビで紹介されるお店も身近に感じます。家賃は高すぎますがね。

「食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術」を読んだまとめ感想

この本から得るもの

 栄養学でハイパフォーマンスビジネスパーソンを目指す。

 ストレスに負けない精神力

 常に冴えわたっている思考

 不調、痛み、病気と無縁の健康な体

 

著者 

満尾 正(Tadasi Mituo)

アメリカで最新のアンチエイジング(抗加齢)医学を学び2002年に赤坂に日本初の「アンチエイジング専門クリニック」を開業。

 

まえがき

日本の栄養学は20年遅れている。

日本の医学部で栄養学を学ぶことはほぼないため、栄養学に基づいた栄養指導をできる医師はほとんどいない。

米国は医療費が桁違いに高額なため、米国民は病気にならないように自己防衛すべく健康雑誌や書籍から情報を得て予防医療を自ら実践している。日本の医療関係者でも読まないような難読な予防医療の書籍が一般に売られている。

つまり、食こそが栄養の基本であり、栄養知識を身に付けて実践することが健康という資産を作り上げる投資になるという常識が米国には根付いている。

日本のビジネスパーソンは「パーティーフード」を食べすぎ。食事を快楽にしすぎてはいけない。

 

投資になる食事(実践)

・毎日納豆1パック

・食物繊維おかずを作り置き

・週の半分は魚

・野菜は1日4色以上

・ココナッツオイルを常備する

・鉄とビタミンBをチャージする

・ホルモンの材料「DHEA」を食べて補給

 

投資になる食事(解説)

毎日納豆1パック

1 感染予防

2 骨を丈夫にする

3 動脈硬化心筋梗塞脳梗塞の予防

4 炎症予防、アンチエイジング効果

 

食物繊維おかずを作り置き

1 腸内細菌を整える(ビタミンが作り出される)

2 うつ病に効果的

 

週の半分は魚

 体調が優れないとき、検査結果として「炎症を起こしている」。

 炎症を抑える食べ物として一番バッターは「魚の油」(オメガ3系脂肪酸)と呼ばれるEPADHAを豊富に含み慢性炎症を抑制する働きを持つ。

 青魚、鮭にはビタミンDがとれるメリットあり。

 

野菜は1日4色以上

 野菜が取れているかどうかの簡単な目安になる。

 「赤、黄、橙、緑、紫、黒、白」の7色を意識して、これらのうち4食を1日に取る。

 【赤】

 リコピン:抗酸化作用はβカロテンの10倍、ビタミンEの100倍

 カプサイシンリコピンよりも強力な抗酸化作用

 ★トマト、スイカ、唐辛子

 【黄】

 フラボノイド類:抗酸化作用、ビタミンCの吸収を促す、血管を強くする。

 ★玉ねぎ、パプリカ

 【橙】

 βカロテン、アルファカロチン、クリプトキサンチン

 :体内でビタミンAに変換される。

 ★カボチャ、ニンジン

 【緑】

 クロロフィル:抗酸化作用、血液サラサラ、血中コレステロールを下げる。

 ★ホウレンソウ、小松菜、春菊、キャベツ、抹茶

 【紫】

 アントシアニン:抗酸化作用。熱に弱いため生食が適している。

 ★なす、赤キャベツ、赤しそ

 【黒】

 クロロゲン酸:抗酸化作用、脂肪を燃えやすくする。

 ★ジャガイモ、サツマイモ、ゴボウ、コーヒー。

 【白】

 硫化アリル:辛みのある成分。抗酸化作用、がん予防、有害物質の排泄を促す。

 ★にんにく、長ネギ

 イソチオシアネート

 :辛みのある成分。すりおろす、きざむなどして細胞が壊れた時に生じる。

  ★ブロッコリースプラウトブロッコリー、キャベツ、大根

 

ココナッツオイルを常備する

 肝臓で代謝され「ケトン体」と呼ばれる脳細胞を働かせるうえで、非常に効率的なエネルギー源になる。頭脳労働が多い人におすすめ。購入時は「低温抽出」のものを選ぶ。エクストラバージンと表記があればOK。

 

鉄とビタミンBをチャージする

 細胞中のミトコンドリアが作るエネルギー(ATP{アデノシン三リン酸})の生産に必要。鉄が不足すると、低体温、冷え性、偏頭痛、いらいら、うつなどの症状が起こる。ATP生産には同時にビタミンB群も必要となる。

 ビタミンB群が不足しやすい人

 1 糖質摂取量が多い

 2 頭脳労働をしている

 3 便通が不安定

 

ホルモンの材料「DHEA」を食べて補給

 「何となくやる気が出ない」、「気持ちが上向かなくて気力が衰えている」こんなパワーダウンを実感したら男性ホルモン「テストステロン」の分泌が低下している可能性がある。低下すると意欲や記憶力、骨量や筋肉量の低下、うつ病の原因にもなる。

 DHEAとは「デヒドロエピアンドロステロン」の略で、男性ホルモン、女性ホルモンの原料となるステロイドホルモンの一種で、副腎で作られている。

これは、粘り気のあるイモ類からとることが可能。里芋、ヤマトイモタロイモ

 

食べない投資、避けるべき食べ物。(実践)

パフォーマンスを下げるハイリスクな食べ物を紹介。

「何を選ぶか」と同じくらい「何を避けるか」が重要。

 

・甘い飲料

・糖度の高い「果物」、「野菜」

・「白い主食」

トランス脂肪酸

・揚げ物など高温調理された食べ物

食品添加物

・有害金属

・過度な飲酒

 

食べない投資、避けるべき食べ物。(解説)

解説の前置き 「現代人は糖質の取りすぎ」

朝にパン、昼にパスタ、午後にお菓子をつまみ、夜は飲み会という生活のビジネスパーソンは珍しくない。糖質の取りすぎによるリスクを2つ紹介。

 

リスク1 

糖質過剰摂取による高血糖状態が長く続くと、糖質とたんぱく質が化合して生じる「糖化たんぱく質」が増え、その中で正常に戻れなくなったAGEs(終末糖化たんぱく質)がさまざまな細胞障害を引き起こす。

日本人はインスリンの分泌量が少ないと言われており、高血糖になりやすい。

 

リスク2

精製された穀類や砂糖類などの取りすぎによって血糖値の乱高下を引き起し、体調不良の原因となる。急激に血糖値が上昇すると、血糖値を下げるために大量のインスリンが分泌される。このため血糖値は下がり始めるのですが、インスリンの影響は血糖値が下がった後まで残るため、数時間後には血糖値が必要以上に下がってしまう。この状態を「低血糖状態」と呼び、集中力や思考力の低下や体のだるさなど様々な症状を伴うことが知られる。

高血糖低血糖が与える悪影響については次の通り。

 

1 糖尿病

2 動脈硬化

3 肥満

4 脳機能への影響

 

では、糖質はどの程度摂取したらよいのか?

その判断をするための一つの指標となる、ハーバード大学が2018年に発表した、炭水化物摂取量と死亡率の関連を調べた研究論文を見てみよう。この研究では、極端なカロリー摂取をしていない1万5428人の成人男女を対象に平均25年間の間、食事の内容と生命予後との関係を調べました。この結果、炭水化物からの総エネルギー摂取が50~55%の群が、最も死亡リスクが低いことが判明したのです。一方で、最も死亡リスクが高かったのが、炭水化物摂取量70%の群と、40%の群でした。

つまり、炭水化物摂取量が多すぎても、少なすぎても死亡リスクは高くなるということです。これを踏まえると、大切なのは過剰な糖質制限をではなく、個々の運動量や体質によって糖質の必要量はどれくらいかを経験や検査から知っておく必要があることがわかる。

研究の中で最も死亡リスクの少なかった「炭水化物50~55%」は1日2000カロリーとした場合、炭水化物から食物繊維を除いたと質量でいうと「200~250g」です。ただし、デスクワーク中心の仕事だったり、毎日運動していない場合には「150~200g」以内にすることをお勧めします。

一般の方は、糖質を1日当たり200~300gとっていると言われているので、150~200gは実現しやすく無理のない数字かと思われる。

簡単な実践の目安は、茶碗に持った白米の糖質は約50gなので、朝と昼に茶碗一杯ご飯を食べて夜はおかずのみにするという方法。

 

甘い飲料

缶コーヒーなどの市販の飲料水は短時間に大量の砂糖を摂取するため、血糖値に対する影響が甚大。今後、口にする飲み物は「水」、「茶」、「コーヒー」の3択を基本とすることをおすすめ。砂糖は添加しない。

国内における清涼飲料水の生産は年々増加の一途をたどっていますが、健康管理の目的から「甘味料への課税」や「人工甘味料への置き換え」を望む声も多く、その消費に対して警鐘が鳴らされています。

「砂糖を使用した飲料」と「100%果汁のジュース」と「人工甘味料を使用した飲料」の3つを使って、発がんとの関係を調査したグループがあった。

結果、「砂糖を使用した飲料」と「100%果汁のジュース」で発がん率の上昇がみられた一方で人工甘味料を使用した飲料では、発がん率の上昇は見られなかったとのことでした。100%果汁のジュースは健康を促進するイメージは完全に崩壊しました。

なお、人工甘味料と発がん性との明らかな関係は見られずとも、人工甘味料には腸内細菌叢を変化させてしまう別のリスクがあります。いずれにせよ安易に摂取すべきものではないということです。

 

糖度の高い「果物」、「野菜」

最近の果物は品種改良によって糖度が高くなっています。

ただ、どうしてもデザートが食べたくなった時には、白砂糖のたっぷり使われたお菓子よりも、ビタミン・ミネラルが豊富な果物を選ぶ方が正解です。血糖値に大きなインパクトを与えないよう、糖度の高いもの(パイナップル、もも、バナナなど)は避け少量を楽しむようにする。

 

「白い主食」

 白いご飯や食パン、うどんなど白い炭水化物は精製の過程で本来あるはずのビタミン、ミネラル、食物繊維を失いほぼ糖質だけになっている。これら生成された食品は、栄養が失われた空っぽのカロリーという意味で「エンプティカロリー」と呼ばれている。

エンプティカロリー食品を食べると、カロリーだけは得られるがビタミン、ミネラルなどの栄養が得られず、体は栄養失調状態になる。すると脳が「もっと栄養を取れ」と指令を出すため食欲がさらに加速します。白いご飯や食パンを食べすぎるのはこのため。

しかも、エンプティカロリーはその糖質の多さから、分解のためにビタミン群をいたずらに消費し、さらに栄養失調状態が深刻化する。加えて、食物繊維も乏しいために食べると血糖値の乱高下を引き起こす。

食べると体に益になるどころかマイナスになるという、まさしく栄養泥棒なのです。

糖質の摂取を控えるように伝えると、炭水化物すべてを控えた方がいいと誤解する人も多いがそういうわけではない。というのも、炭水化物とは「糖質+食物繊維」であり、質を選び、量をコントロールすれば問題ありません。

「白い主食」の代わりに玄米や雑穀米、ブラウンパンやライ麦パン、全粒粉を使ったものを選ぶのが基本となります。未精製の穀類はエンプティカロリー食品と違ってビタミン、ミネラル、食物繊維を丸ごと残しているので「ホールフード」とも呼ばれる。

食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにし、ビタミンB群が糖質代謝のサポートをする。未精製の食品は人の体にとって実に都合よくできている。

白米を食べるにしても、最初に野菜やキノコなど食物戦を多く含むものを食べると血糖値の上りは緩やかになります。食物繊維や油脂には糖質の吸収を緩やかにする働きがあります。

 

トランス脂肪酸

炎症はストレスや外傷、細菌感染などによって引き起こされる他、食べ物が原因になることも多々あります。細胞が傷つくことで生まれる炎症を予防するうえで最も警戒すべきものが「食べるプラスチック」とも呼ばれるトランス脂肪酸

トランス脂肪酸は自然界には存在しない特殊な脂肪酸不飽和脂肪酸に水素を添加したり、高温処理したり、科学的な方法によって油脂を抽出したときに生成されます。

マーガリン、ショートニング、植物性油脂、植物油脂と表記されているものは、高濃度のトランス脂肪酸が含まれていると考えよ。

良い油と悪い油の知識は必須。

 

脂肪酸

 L飽和脂肪酸

  L短鎖脂肪酸

  L中鎖脂肪酸(ココナッツオイル)

  L長鎖脂肪酸(バター、牛脂)

 L不飽和脂肪酸

  L一価不飽和脂肪酸

  L多価不飽和脂肪酸

  LN-3(オメガ3)系(えごま油、アマニ油、紫蘇油、魚油)

  LN-6(オメガ6)系(サラダ油、ゴマ油、大豆油)

 

オメガ6系はリノール酸リノレン酸が代表的な脂肪で、リノール酸は体内で代謝されるとアラキドン酸を増やし体内に炎症を起こす原因となります。このため、揚げ物は食べ過ぎないように注意すべき。

一方、安心して取れるのがオメガ3系。DHA、EPAは炎症を抑制する物質を作る。えごま油やアマニ油が多く含む「αリノレン酸」は体内でDHAやEPAに変化すると考えられるが、これには個人差がある。日本人の場合は1~2割しかDHA、EPAに変換する代謝を持っていないと言われている。炎症予防効果が必ず得られるわけではないが、炎症原因にはならない油として認識しておくとよい。

★選ぶ油

バター、ラード(適度)、青魚、低温抽出のココナッツオイル、オリーブオイル(生食)

★排除する油

マーガリン、ショートニング、ファットブレッド、植物油脂、植物性油脂などトランス脂肪酸(市販のパンやお菓子に多い)、サラダ油、ひまわり油、コーン油

 

揚げ物など高温調理された食べ物

 高温で調理された揚げ物や焼き物には「AGEs(終末糖化産物)」という物質が含まれており、体内の炎症の原因となる。アンチエイジングの世界では最強の老化促進物質とも言われている。唐揚げ、コロッケ、あめ色の玉ねぎ、パンケーキなどたんぱく質と糖化を含む食材を「キツネ色」と呼ばれる褐色に仕上げたものはすべて「AGEs」という糖化の産物を発生させている。AGEsを増やす原因は体内で起こる反応と、外部から「糖化した食べ物」をとるという2つのルートがありいずれも老化を促進する。肌を構成するコラーゲンが糖化すればシミ、しわ、くすみを発生させる。血管であれば動脈硬化を引き起こし、骨であればもろくなる。

高温調理されたものには大量のAGEsが含まれていることを頭に入れておく。

会食の際に選ぶべきメニューは、

「焼く」より「茹でる」、

「炒める」より「煮る」、

「揚げる」より「蒸す」。

寿司や刺身などは過熱されていないため、当然ながらAGEs摂取のリスクは低くなる。

 

食品添加物

日本は添加物王国といわれている。実際諸外国では禁止されているものが認可を得ているものが多い。果糖やトランス脂肪酸はその典型。

身近な添加物としては、防カビ効果で食パンなどに使用されている「プロピオン酸」。プロピオン酸を摂取すると、糖代謝が撹乱されてインスリン抵抗性が上昇し食後の血糖値が上がりやすくなる。つまり肥満や糖尿病のリスクが上がるという報告がある。

また、ビーフジャーキーなどの食肉加工品に使われている「硝酸塩」はそう病などの精神疾患に患うっている人は健常者に比べ3.5倍羅患しやすい。

ハム、ソーセージなどの食肉加工に使われてる「リン酸塩」は、経年的に母体や胎児に影響を及ぼす可能性がある。

加工食品の摂取は、可能な限り避けた方が賢明。

 

有害金属

現代人は知らず知らずのうちに体内に有害金属を取り込み、じわじわと蓄積している。それぞれの侵入経路は次のようなもの。

1 ヒ素:農薬、魚介・海藻類、産業廃棄物、土壌、残留農薬、殺虫剤、排気ガス

2 水銀:魚介類、柔軟剤、防カビ剤

3 カドミウム:たばこ、タイや摩擦粉塵、飲料水、缶詰、農作物、排気ガス

4 鉛:たばこ、排気ガス、缶詰、毛染め剤、印刷物、塗料、殺虫剤、乾電池

5 アルミニウム:加工食品(添加物)、胃薬

6 ニッケル:化粧品

 

どれも生活の中で接触しやすいため、知らず知らずのうちに体内に有害金属が溜まっていきます。そして、ある時から炎症を起こし、アレルギーや疲労、肌荒れ、関節や筋肉の痛みなど様々な症状を引き起こします。

有害金属に汚染されてるか否かを知る簡単な方法は、「毛髪ミネラル検査」です。この検査では、有害金属にどの程度汚染されているかだけでなく、必要ミネラルの過不足を知ることもできます。

 

過度な飲酒

酒は百薬の長と言われますが、米国では疫学研究にてアルコールによる発がんが注目されています。飲酒による発がんの原因はアルコールが代謝されて生まれる「アセトアルデヒド」有害物質にある。アセトアルデヒドは遺伝子に直接作用して発がんを促進する働きがあります。また、活性酸素を増やして炎症反応を起こしやすくすること、細胞中のビタミンB6や葉酸を減少させる働きがある。

 

感想

食に関して清涼飲料水を飲まないなど気をつけていたつもりでしたが、ビーフジャーキーは食べてました。たんぱく質がうつには良いという本を読んだのですが食品添加物という落とし穴がありました。また、サラダ油などの植物油がトランス脂肪酸とは知りませんでした。健康知識は日々アップデートと振返りが必要ですね、何事もですが。

何もしなくても腹が減る。体が資本なので損しない食事を心がけます。

朝飯が大事な話。朝のおかずを増やそう。

食パンだけの朝飯はいいのか?

朝飯を食べたほうが頭が良くなると学校やテレビで聞いたりしました。実際文部科学省が毎年行っている学力調査で、「毎日食べているほうが学力が高い」というデータが出ているそうです。これは学生だけでなく社会人にも言えますね。

社会人は時間がないので朝は「食パンだけ」という方がたくさんいるかと思います。あらためて考えてい調べると、ブドウ糖だけでは不十分で脳の活動にはその他の栄養素も必要になりおかずの種類が多いほど良いとのことです。当たり前といえば当たり前の結論です。

 

朝食の品を増やすコツ

・そのまま食べれるもの

 みかん、納豆、ハム、ちくわ、かまぼこ、ツナ缶、キュウリ、レタス、チーズ、ヨーグルトなど

・火の通りが早いもの

 卵、キャベツ、ホウレンソウ、ウインナー、もやし

30歳公務員、お金ない。リアルな財布事情。

結論 好きな仕事しながら、副業しよう。

就職したときの気持ち

高校卒業後公務員専門学校に行き、19歳から全国異動ありの公務員として働き始めました。その時は世間的に公務員人気に熱があり、安定した仕事につけたらサイコーという世の中の雰囲気がありました。就職が決まった時は家族は喜び、高校の母校にも「どやっ!!」と自慢げにわざわざ報告に行きました。いわゆる天狗状態、「人生勝ち組の道やぁ~!」と思っていました。

 

そして現在...

10年たって現在、幸せですかと聞かれたら圧倒的に「NO!!!」。

結婚して子どももいます。職業は公務員。世間的に見れば最高じゃんと思われるような状況かもしれません。でも、金銭的にはそんなに余裕がない、でもストレス半端ない。

正直、人生失敗したと思っています。

では、本題の金銭についてお話します。

 

現状、月30万、ボーナス約45万。年収約420万。

しかし、この月30万は手当が加算されたものです。都市手当、扶養手当、家賃手当が含まれており、基本給は22万です。

いろいろ差し引いて、「手取り15万」ってとこです。

これが10年積み上げた結果です。貧乏ですな。小遣い2万円あればいいほう。

割ともらえているのではと思う方もいるかもしれません。しかし、この報酬を得るためのストレスが半端ないです。原因は、巨大な組織ゆえの過去の遺産、終わっている上司、こういった負の遺産上で労働していると気がおかしくなります(うつ病に2回なっています)。加えて、意味のない飲み会など悪いものがいっぱい詰まっています。

1回うつ病から復帰したときは、もう一度頑張ろうかと思ったのですが2度目のうつ病でその選択しは消えました。

どうしようもない老害がいる中、仕事は担当者まかせ上司は責任取りません。で何となく進んでいく事業、負の遺産がたくさん溜まり、みんなだまって気持ち悪さを残したまま続けて、火の粉が出た時に今の担当者が苦しむ。苦しみまみれです。

 

このような状況で仕事したいですか?

私の現在の時給は1850円です。

え~と、、、時給2000円越えの仕事がいっぱいあります。

自分の得意を生かして低ストレスで仕事して、副業で自衛する。まともな考えだと思います。

 

これからは...

確かにこのまま続ければ給料は増えていきます。が、年金、退職金はわかりません。

今さらながら、自分で稼ぐ能力が必須な世の中だと感じました。

業務内容はつまらなくやりたくもないようなことで、かつ高ストレスで稼ぎは低め、スキルも身につかない。60歳以降、もらえるかどうかわからない年金、退職金に怯えながら何のスキルも身につくことなく迎える未来。終わってます。

 

休み中、働き方やビジネスについていろいろ勉強しました。

結局、労働では豊かになれません。ちなみに、現状のサラリーマンの最高時給は8000円と言われています。微妙と言わざるを得ない。

公務員は終身雇用という考えも怪しいです。私も「これが老害!」という人を結構見てきました。そんな人が取る行動は「組織にしがみつく」です。

再雇用で働く人を無下に不採用にできないように、組織全体としての方針が出ているとのことでした。つまり、能力がない人を採用したくない現場の声があっても、組織の方針で採用せざるを得ないという状況。遊んでんじゃねよ、という感想です。

 

下っ端公務員として働いてきた私ですが、今の若い方にはおすすめできません。

それでもと勇敢な方は止めはしませんが、若い人材を殺すというのが私の意見です。

 

スキルとは、自分が必要と思って自分の意志で行動しないと結局は身に付きません。

身に付けたスキルで働きつつ自分の市場価値を高める。そして自分の事業をやる。

これがお金持ちになる近道だと思います。

私の価値観としては、お金より自由が欲しいので身分的にもいろいろうるさい公務員は合わなかったです。これからなんの仕事をしようか考えている人の参考までに。